2008年8月、「手づくり」と「冒険」をテーマにした体験型児童館として、「こども家族館」は開館しました。
館内の工房や遊具、展示物は、子ども同士はもちろん、親子や家族が一緒に体験することを重視してつくられています。
それは、「こども家族館」が、遊びの中でふれあいやコミュニケーションを体験していくことで、子どもと家族がともに成長してほしいという理念にもとづいているからです。
これからも、「こども家族館」がいつまでも地域の皆様に愛され、多くの家族の笑顔とともにあり続けられることを願っています。
基本理念
「海・自然・環境に対する理解を深め、親子・家族がふれあい交流する場を提供する」
運営基本方針
- 1.福祉施設としての運営
- 児童館は、子どもたちに健全な遊びを提供して、その健康と情操を豊かにすることを基本的な目的とした児童福祉施設であり、児童福祉の推進を図るものである。この基本的な目的に加え、子育て支援、児童の育成相談、生活支援等を児童館の運営に組織的に取り組み、積極的に活動を展開していく。
- 2.利用者の視点に立った運営
- 本施設は、未就学児、小学生等子どもたちの利用が中心となることが予想される。よって、子どもたちの視点に立った運営を意識し、子どもたちにとって真に魅力的な活動条件を整えることが必要である。年々子どもたちの遊び場が減少している中、居場所づくりが必要とされているが、子どもは「建物」ではなく「人」を居場所として求めている。そのため、柔軟な姿勢を持つ優秀な人材確保が不可欠であり、職員研修、教育システムの確立を図る。
- 3.質の高い運営
- 施設の魅力を永続的に確保していくためには、展示や情報等が常に新しく且つ質が高く保たれていることが必要である。また、屋内外遊具についても、安全な状態を常に維持していることが必要である。展示物は、利用者にとって常に使いやすい状態に維持され、また、屋内外遊具については、常時子どもたちの激しい運動にさらされることとなり、その耐久性に限界があると考えなければならない。よっ て、展示物、屋内外遊具の日常管理及び補修、改善などの運営努力を図る。
- 4.住民の参加による運営
- 本施設の活性化のためには、館の内外を問わず、できる限り多くの人の英知を集め、施設運営に反映させていくことが重要である。児童館の運営は、地域住民の参加、協力によって充実、発展するものであり、個人レベルだけでなく法人や団体も含め能動的に運営に参加できるようなシステムの構築を図る。
- 5.地域との連携がとれた運営
- 地域の医療機関や教育専門機関とのネットワークを構築し、子育てに関する相談機関としての機能を果たすことが必要である。また、うみんぴあ大飯内施設をはじめとして、周辺の施設と連携したプログラムを展開できるよう運営努力を図る。
- 6.不測の事態に対応できる運営
- 日常的な安全管理はもちろんであるが、天災及び特に子どもによる事故等の対応について、職員による応急処置技術の習得、消防救急等関係機関への連絡体制の確立を図る。